夜行列車の思い出
いぜん、ツイッターに夜行列車の思い出をアップしたので、思い出の思い出としてブログにアップしておこう。
そうしよう。
画像は関係ないやつもはさんでみた。
名古屋へ進学が決まり、スポーツバッグ一つを持って、日が変わる直前に乗り込んだ寝台急行「きたぐに」の自由席。小さな希望を胸に18歳の青年は旅立った。車輪が線路の継ぎ目にぶつかる無機質な振動を体に受け、真っ暗な車窓を眺めながら、携帯ラジオから流れてきたのはスピッツの「空も飛べるはず」
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日
「北陸」の発車後、大宮方面からホームライナーが入線して来る、北の玄関口・上野駅。係員が素早い手つきでパネルを外すと、夜行急行「能登」のヘッドマークが現れる。サロンカーの座席の取り合いが始まる。あっという間に高崎に到着。新潟方面へはここで乗り換えなければならない。短い能登への旅路。
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日
冷房が効き過ぎるムーンライト九州の古びた車両が、突然止まった。鹿を撥ねたのだ。「この時間に鹿とかウケる」と言ったのは、隣に座る旅行中の女子大生。僕は、翌日の2軍戦を観るために北九州市民球場へ。偶然にも昨夜の彼女に遭遇。残念ながら、試合は雨で中止。普通に飲んで、別れを告げた小倉の夜
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日
出張中のサラリーマンに待望の長男が出来た。とんぼ返りで出張先へ帰るため、金山駅より「ムーンライトながら」に乗りこむ。全席指定のはずなのに、なぜか立って乗る人が多数。どうやら、終電を逃したサラリーマンの足になっているようだ。目覚めると、立っていた客は全くいない。湘南の朝日が眩しい
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日
寝台特急「日本海」の乗車率は20%前後といったところ。向かい合わせのベッドの初老の男性と30手前の僕は、缶ビールとお互いのつまみを食べながら、北陸路を、夜が更けるまで語り合った。青森駅で記念撮影をして別れた。彼とは二度と会うことはないと思っていたが、彼はいま私の会社の社長である。
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日
寝台特急「あけぼの」は奥羽本線での風雪の影響で3時間の遅れ。待合室には、僕と若い女性の二人。二人は自然にうち解け、西村京太郎のミステリーと今の境遇を重ね合わせ、楽しく談笑した。やがて、恋に落ちると感じた時、寝台特急はやってきた。そして、彼女は列車に乗らず帰って行った。あれは幻か?
— 🌸コロッケそば🌸 (@eye____eye) 2017年1月25日